足のむくみについてのお悩みの方は多くて、当院でもよく相談を受けることがあります。
人間は二足歩行の動物なのでどうしても心臓から遠い抹消に滞りが出やすいのですよね。
特に足先やふくらはぎ付近は重量の影響もありむくみが強く出やすいです。
立ち仕事や事務仕事で動きが少ない人は特に辛い悩みとなるケースが多いです。
このような下半身のむくみ(体液・水分の滞り)がある人は、腰周りも滞りが出やすく腰痛の悩みを抱えている人も多いです。
痛みよりだるさを訴える人が多いですね。
東洋医学でも腰と下半身の関連は深く、水分の滞りと腰痛は大きく関わっています。
足のむくみやだるさなどは腰の悪さにおけるバロメーターの一つでもあります。
ですので足にむくみがあって腰がだるい、重たい、痛いという方は足のむくみを改善するようなケアを行なえば腰痛も改善にもつながっていきます。
それじゃ足のむくみを改善するのはどうすれば良いのかというと、単純に滞りを解消するようなことを行なえば良いのです。
滞りというのは体液の流れが悪くて起こっていることなので、流れを良くするような働きを強めてあげれば良いのです。
一番重要なのはふくらはぎの筋肉のポンプ作用を強めるのと心臓をしっかりと働かせて抹消に血液を送ることを頻繁にしてあげることです。
ふくらはぎに関しては筋力を強めるのと筋肉の柔軟性や弾力性を高めることが大切です。
心臓に関しては運動して心臓の血液を送り出す作用を高めて上げることが一番です。
他に補助的に血流を良くするために、足浴などで温める方法も良いと思います。
しかし足浴だけでは一時的に循環が良くなって楽になるかもしれませんが、根本的な改善に繋がりにくいです。
むくまないようにするには体の一部分の循環を良くするよりも、体全体で体液の流れを良くする必要があるのです。
そのためには全身の血行を良くする必要があるので、温めるだけでなく下半身を中心とした全身運動が一番良いと良いと思います。
運動することで心臓を活発に動かして抹消までしっかりと血液を送り、ふくらはぎの筋肉を強くして心臓に血液を送り返す力を強めれば、血液の流れがしっかり出来て滞りが解消されやすくなってきます。
下半身がメインなのでジョギングがベストなのですが、ウォーキングでも腕をしっかり振ったりして歩けば効果は十分あると思います。
時間はジョギングもウォーキンングであれ30分は継続的に行なうことをおすすめします。
今回の患者さんは運動するのは元々好きだったのに、ここ数年は運動から遠ざかっていたようです。
前述の話をすると腰痛とむくみが慢性的になってきて辛いので、これをきっかけに早く改善するためにウォーキングを始めるとおっしゃってくれました。
運動を併用すると改善も飛躍的に高まるケースが多いので、これからの経過が楽しみです。
ふくしま鍼灸整骨院
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