首こり・肩こり

首がつらい

肩こりとは首、肩、肩甲骨、背中周辺の血行が悪くなり、その血行が悪い状態が長時間続くことによって起こる筋肉の緊張の事を指します。

肩の血行が悪くなる原因は様々ですが、首や肩や腕を頻繁に動かしている人よりも、動きの少ない生活を送られている人の方が、首こり、肩こりで悩まれているケースが多い傾向にあります。

実は筋肉というのは、動かしているよりも同じ状態を維持している方が、より疲労してしまうのです。

例えば腕を上げたり下げたりする動作と、腕を上げたままじっとしてるのでは、腕を上げた状態を維持している方が疲れるのです。

これを日常生活に当てはめてみると、例えば仕事などでパソコンで長時間作業をされている人は腕を動かしませんし、モニターを見るために首もずっと同じ角度を維持されている状態です。

手芸なども指や手首は動いていても、肩の位置はずっと同じ状態を維持している状態です。

こういった行動が、首こり、肩こりの原因になっているわけですね。

代表的なのは首の骨の変形や頚椎ヘルニアが原因での神経痛の症状です

首の骨の変形が原因の場合は変形によって神経を圧迫してしまうと、首や肩、背中や腕などに神経痛が出てきます。

厄介な事に、そのような神経痛の場合は軽症から重症まで症状の幅がかなり広く、軽症の神経痛は肩こりの症状と非常に似ています。

肩こりと軽症の神経痛は、非常に似ているのですが、いくつか違う点も当然あります。

ここからは、その相違点を３つ説明しますので、ご自分の症状の判断に役立ててください。

まず確認していただきたいのは、肩や背中以外に、腕や手などに痛みが発生しているかどうかです。

首からの神経痛は、腕や手なども痛みを発生させる可能性が高く、単純な肩こりでは考えにくい症状の一つです。

もし、腕や手などにも痛みが発生している場合は、高い確率で首からの神経痛だと思いますので気をつけてくださいね。

次に確認していただきたいのは、治療後の経過についてです。

神経の問題の場合は強い刺激と相性があまり良くないという特徴を持っています。

つまり、マッサージなどを受けた後に症状が悪化する可能性が高いのです。

強い刺激を受けるとしんどくなったり症状が悪化する方は、肩こりではなく首からの神経の問題の可能性がありますので気をつけて下さいね。
最後に確認していただきたいのは、夜寝ている時に痛みが発生しているかどうかです。

神経が問題の場合は夜間や朝方に痛みを発生させる事が多く、そのため睡眠障害を伴っている人も非常に多いです。

もし、夜寝ている時に肩や首や背中に痛みが発生している様であれば、神経痛の可能性がありますので気をつけてくださいね。