産後の骨盤矯正に来られる方で悩まれている辛い症状で一番多いのは、腰痛と思いがちですが、実は膝の痛みを訴える方が同じぐらい多いです。その次に股関節の痛みや背中、肩こりといったところでしょうか。
出産による骨盤のゆがみによるダイレクトな影響は膝や腰、股関節が多いです。
腰や下半身の関節に痛みを感じる方は産後の早いうちに治療をすることをおすすめします。
早めの対応をおすすめするには理由があります。
ゆがみの状態によってはこれらの痛みは体が順応して痛みが軽減するケースがあったりします。
しかしそれで治ったと思って放ったらかしにしておくと、後々に同じ箇所の痛みが出る可能性がとても高いです。
後々に出てくる際は治りにくい上に痛みのレベルも高いケースが多く、他の症状と合併して出てくることも多いのです。
このような場合は骨盤や他のゆがみが悪い状態で固定化されてしまっているのですが、産後なら骨盤の動きに柔軟性もありますし、良い状態を安定させるにも時間がかからないケースがほとんどです。
ですので産後はあんまり無理しすぎず、しっかりと体の調子を整えることをおすすめします。
スーパーなどで買い物をしていたら膝が変形して辛そうに歩いている年配の女性を見かけませんか?
ああいう風に膝が変形を持ってしまった人は出産後に骨盤や体のケアが十分に出来ていなかった人が多いと推測しています。
昔は大変だったでしょうし産後の骨盤のゆがみを整える施術などはあまりなかったでしょうしね。
その上、生活様式も床の生活で膝に負担のかかることが多かったというのもあります。
膝に痛みが出て変形する、しないかの差は生活様式や筋力的な問題もありますが、骨盤や大きく言うなら体全体のバランスの悪さの問題が大きく影響していることは間違いないと思っています。
産後からしばらく経っている人も下半身の関節に痛みや症状を抱えているなら早めに対策を行なうべきだと思います。
話は少し変わりますが、最近患者さんで症状が改善したからといって早々にご自身の判断で治療をやめる方がたまたま続きました。
恐らくしっかりと良い状態を安定していない段階で終了されたので後々にまた痛みは出てくるでしょう。
それはすぐではなくて何ヶ月かもしれませんが、その時はさらに施術回数が増えてしまうような悪い状態の可能性が高いです。
痛みが取れた状態は数字で表すとマイナスの状態から0になっただけです。
後々の事を考えるとプラスの状態で安定させるのが大切だということも初回で説明はしたのですが、うまく伝わっていなかったようで残念です。
ほとんどの方はこのように痛みに目がいってしまいますが、痛みが出てくるのは車でいうと部品が痛んでしまっている状態です。
痛んでしまった部品は劣化が酷いと元に戻らないので車の場合は交換します。
しかし人間の体は車のように部品やパーツは交換はできません。
壊れた部品のままで生活していくことになります。
ですので部品やパーツが壊れなようにメンテナンスやチューニングをしっかりして、しっかりと働きを損なわないようにしていくことがとても重要なのです。
実際は生活していると目先のことに精一杯でなかなか行動するのは難しいでしょうけどね。
運動や体操、こういった治療などをして体をメンテナンスしている人は本当に元気に過ごされている方が多いです。
自分自身もそれを見習ってしっかりケアをしていこうと思っています。
ふくしま鍼灸整骨院
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