先日、患者さんが「テレビ番組でストレッチをすると筋力が低下するって言っていたで」と言って、あたかもストレッチはあまりしない方が良いような感じで話をしていました。
方法にもよりますが、ストレッチなど体の筋肉を動かして悪いことはあまり考えられないのでその番組の内容を調べてみました。
番組のホームページではその日の内容を要約していましたが、確かに運動前の静的ストレッチ(じわっと伸ばすストレッチ)は筋肉が伸びて力が入りにくくなる、筋力が低下してケガの予防の効果は期待できないと記載していました。
しかし患者さんは番組を見て、静的ストレッチをすると筋力が弱る、ケガをしやすくなるというマイナスなイメージを持ってしまったようです。
番組はどのように放送をしたのか見ていないのでわかりませんが、ホームページの「ストレッチをすると柔軟性がアップするものの筋力低下」と書かれているところは「一時的な筋力低下」という書き方にしてほしいですね。
ストレッチをすることで筋肉が緩んで一時的に筋肉のパフォーマンスが落ちてしまうことがあっても、筋力が弱っていくことはありません。
筋力低下だけの記載なら、ストレッチをする→筋力がどんどん弱っていくという誤解も招いてしまうかもしれません。
番組を見ないで他人から聞いただけならそのように解釈されてストレッチをあまりしなくなる人もいるかもしれませんからね。
動的ストレッチも静的ストレッチも肩こりや腰痛などの慢性的な症状に効果的だし、体の柔軟性を高めることは個人的には良いことだと考えているので、変に誤解のないように運動前以外はしっかりと行なってほしいです。
ちょっとしたことなのに伝え方よって大きな誤解を生んでしまうのを実感した出来事でした。
ふくしま鍼灸整骨院
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